AKB48の「ヘビーローテーション」を披露するYMT56。中央が「みーちゃん」=早稲田大学学生会館、山田写す
AKB48の「ヘビーローテーション」の振り付けを披露するYMT56。中央が「みーちゃん」=早稲田大学学生会館、山田写す
昼休み。早稲田大大隈銅像前の広場で、おなじみとなりつつあるライブが始まる。人気アイドル「AKB48」になりきって踊る男子学生8人のユニット「YMT56」だ。 花形のセンターの位置で、マイクのないマイクスタンドを握るのは、政治経済学部4年の「みーちゃん」こと水江文人さん(23)。一昨年末、カラオケをしている時にみんなでAKBを踊りたいと盛り上がったのがきっかけだったという。ユニット名は旧海軍の軍人「山本五十六」からとった。「語呂がいいだけで採用しました」。グループには早大生だけでなく、東大生も1人加わった。 ふざけているようだが、活動はいたってまじめ。DVDで振り付けを研究し、週に1度はスタジオを借りて練習。本家のライブにも顔を出し、握手の仕方などを学ぶ。衣装やライブに使うアンプなどはすべて持ち出しで、「お金と時間が飛んでいきます」。 昨夏からキャンパス内でライブを始め、11月には早稲田祭デビュー。いまは、高田馬場駅前ロータリーのゲリラライブにも繰り出す。交番の警察官から注意されると思ったら、「こんなに観客増えたんか」と感心されたことも。わざわざブログをチェックして、ライブに駆けつけてくれる女子高生ファンまで現れ始めた。 「皆さんに感謝です」「皆さんに支えられてYMT56はここまで来られた」。メンバーに取材をしていると、衣装や振り付けだけでなく、心意気までアイドルに徹していると感じる。 そんなみーちゃんにも失敗談が……。大学近くのラーメン店で普段着のまま食事をしていて、ふいに「いつも踊っている人ですよね」と声を掛けられた時のことだ。「その時は、つっけんどんな対応をしてしまった。いつでも笑顔でなくちゃいけないですよね」と、アイドルへのこだわりは果てしない。 残念ながら留年が決まってしまったみーちゃんの目標は、「雑誌でAKB48と“アイドルとは?”というテーマで対談すること」。実現する日はいつ来るのか。彼らの今後の活躍に期待したい。(早稲田スポーツ 早稲田大1年・山田周平)
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Posted 7 months ago
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